その建物は一面の田園風景の中、山を背に静かに、しかし確かな存在感を放ちながら建っていました。
地積2434.99㎡(736.58坪)建物652.50㎡(197.38坪)
手前にぐるりと回しながら引く格子戸を開け、天井の低いほの暗いエントランスを数歩行くと、目の前が急に開けます。
大きな空間が広がり、吹抜の天井と、その奥さらに広がる桜色の96帖の畳の間。
一つ一つの造作、鉄・コンクリートと木のバランス、そちこちに置かれた作品の数々からは圧倒的なセンスを感じます。
どこを見ても、和の趣を大切にしながら、モダンでグラフィカル。
印象的だったのは、室内の仕切りの手法です。
そもそも広いこの空間、中に入ると方向感覚を失うくらいどこまでも続いているような感覚になります。
全ての空間が仕切られているようで繋がっている。見えているようで死角になっている。
聞けば、年に何回か行われる自社の作品の展覧会をこの建物すべてを使って行われているそう。
全ての空間が、ごくなだらかに繋がっていて、全てがいつも見られる緊張感に満ちていました。
静けさとクールな清潔感のまえでは、背筋がピンとなる。
オフィス部分は、建物のどこからでも入れるよう設計されています。
正面から入れる大きな入口、裏手から入れる入口、2階へだって螺旋階段ですぐに顔を出せます。
客人を待たせない配慮は、こちらからも気軽にノックできるんだろうな、と思える間口の広さ。
オフィスや倉庫・流し等の水回りもまた、明るく清潔で、仕事をするにもそれはそれは素晴らしい環境です。
エレベーターも2台、元気に稼働中!
外には、ゆうに35台は停められる駐車場。
裏手には2階建の外物置。
それから、敷地に対して決して広くはないのに目を引くグリーンスペース。
深い森のような静けさと湿潤が支配するそのささやかな空間は、訪れる人を立ち止まらせる。
この建物の創業者はいま、県外に拠点を移しかろやかに次のステップに移られようとしています。
それでも、いまも隅々を磨き上げ、作品を飾り、緑に水をやる。息を吹き込み続けられている、建物は一見のスキもなく完成されています。
この後も末永く、引き継いでくださる方募集いたします。
お問い合わせください。
※令和3年3月1日より経済産業省の事業再構築補助金の令和3年度公簿が実施されることになりました。
本物件も中小企業向けの建物の改修に要する費用の補助対象になります。
詳しくはお問い合わせください。(不動産の購入費は補助対象外です。)
古い物件を再生してかわいくローコストに直して住むことにご興味がある方はこちらもご覧下さい(リノベーション情報サイト ほころび不動産)
販売価格 | 95,000,000円 | 建物権利 | 所有権 |
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所在 | 越前市余田町 | 構造 | 鉄骨造り陸屋根2階建 |
土地面積 | 2434.99㎡(736.58坪) | 築年 | 平成15年12月 |
地目 | 宅地 | 間口・道路 | 南向き13m公道に、約24.3m接面 |
土地権利 | 所有権 | 駐車場 | 35台以上 |
建物面積 | 652.50㎡(197.38坪) | 備考 | 上水道引込済み、合併浄化槽、個別プロパンガス、北陸電力(電灯・動力)、交通アクセス良好、自然が多く環境良し、エレベーター2台、外物置(鉄骨造り亜鉛メッキ鋼板葺き2階建・59.40㎡(17.96坪))とてもきれいな状態です。 |
建物種類 | 店舗・事務所 | 取引の様態 | 仲介 |