この物件はご成約いたしました。お問い合わせありがとうございました。
その建物は緩やかな坂道沿いに建ち、目下には緑の棚田がなだらかに広がっている。
里山を背負い、その里山の中にある自然公園はちょっと離れた我が家の遊び場ともいえる近さ。

鯖江市吉江町。静かで自然豊かな場所です。
地積182.20㎡（55.11坪）建物92.74㎡（28.05坪）
真っ白な鉄筋コンクリートの直方体に、ちょこんと乗っかった鮮やかな空色の屋根が印象的。
昭和56年に建てられたもの。時間の経過と共に朽ちてきてはいますが、その建物の在り様は魅力的です。

内部は5K。ブロックをはめ込んだように規則正しく四角い部屋が並びます。
コンパクトな浴室、トイレ、キッチンも水回りも行儀よく納まっています。

2階のバルコニーから見たのは、我家の庭と周りの自然がつながってどこまでも続く緑。
周辺だけでも、むせ返すほどの緑があるのに、この家、結構な広さの庭を設けているのです。
1階のどの部屋からも、2階は1部屋を除いてすべての部屋がこの庭に向かって設置されています。
庭の造りや、家の間取りから庭への家主の思いが伝わります。

『庭づくりは、子どもを生むこと以外でいちばん楽天的で、希望にあふれたこと。』
そう書いた英国の作家がいます。
私たちは、家を活かし続けるというのも同じくらい尊いことだと思っています。
緑にあふれたこの家に、種を蒔き水をあげる。

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