五分市外観
五分市縁側2
五分市玄関
五分市和室
五分市廊下

こちらの物件は成約いたしました。お問い合わせありがとうございました。

いまも立派な古民家が多く残る越前市五分市町。その一画にとても状態の良い古民家が出てきました。

北陸の古民家というと、どうしても質実剛健なイメージのものが多くなりますが、この古民家はある種それらの古民家とは一線を画す洗練された都会的な雰囲気を醸し出しています。

というのも、五分市町のある越前市味真野地区は織田信長の家臣で府中三人衆のひとり、佐々成政の小丸城があった城下町。

武家や商人や職人といった、城下町ならではの人々の往来がこういったピリッとした雰囲気を作り出したのかもしれません。

またこの家の洗練された雰囲気を作り出しているのが、各所に見られる手の込んだ細工や遊び心溢れるデザインの建具、ウグイス張りの床など職人の細かな手仕事。

続きの和室の欄間も活き活きと立体的で、縁側の建具に収まる大判の浪打ちガラスも今では作ることの出来ない値打ち物です。

日本の着物の裏地のように、職人の見えない部分へのこだわりは押入の天井板まで及んでおり手抜かりがありません。

 

建具五分市桁丸太

土縁の梁は46尺ある秋田杉の一本もの。各所に職人の細やかな仕事がみられます。

 

建てられたのは昭和26年(登記簿)ということですが、実際は築後100年くらい経過しているそうです。しかし、それにもかかわらず建具の開閉が困難な箇所も少なく、柱にも傾斜がみられず堅牢な造り。建てられてからよほど愛情をこめて現在まで受け継がれてきたのでしょう。

4年前には、オーナー様が約1,200万円をかけてリフォームを行い、LDKに床暖房が付き、浴室・トイレ・キッチン(クッキングヒーターはIHではなく、ラジエントヒーターを使用。電磁波の問題も安心です。)水回り全て交換済み。

生活する為の現代的な便利さと、この家が長い時間をかけてつくりだしてきた価値とを考えながら、どこをリフォームしてどこを残すのかオーナー様が上手に選択されていますので、今すぐにでも快適に暮らせます。

正面玄関蔵五分市縁側外

正面玄関の佇まいと日本庭園を望む縁側。

 

広々とした敷地はは865.19㎡(261.71坪)。本格的な日本庭園を囲むように敷地東側には南北に長い本屋と物置(木造瓦葺平屋建20.99㎡)、敷地北側には蔵(土蔵瓦葺2階建)が建っています。

鶯(ウグイス)やセミの鳴き声、いつまでも眺めていられる星空や、四季折々に表情を変える日本庭園もすべてこの建物の一部。

経年で劣化していくのではなく、何代にも渡って人の手が加えられむしろ経年良化した家。引き継いで大切に育てて下さる方を募集いたします。

花鳥風月を感じられる懐深い日本家屋です。皆様のお問い合わせお待ちしております。

五分市間取り

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販売価格 —————円 建物権利 所有権
所在 越前市五分市町 構造 木造瓦葺き平家建
土地面積 865.19㎡(261.71坪) 築年 昭和26年不詳(詳細不明)
地目 宅地 校区 味真野小学校、 万葉中学校
土地権利 所有権 駐車場 3台
建物面積 114.62㎡(34.67坪) 備考 古民家鑑定書有り 蔵、物置小屋有り
建物種類 居宅 取引の様態 仲介

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