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ユニバーサルデザイン
文化・言語・国籍や年齢・性別・能力などの個人の違いに関わらず、出来るだけ多くの人々が利用できることを目指した建築（設備）・製品・情報などの設計（デザイン）のことであり、またそれを実現するためのプロセス（過程）
引用：フリー百科事典　ウィキペディア日本語版　2023年4月23日 (日) 15:23
https://ja.wikipedia.org/wiki/

今回ご紹介する家は、ハンディキャップを持った家族が一人でも生活できるようにと建てられた自立のための家です。
越前市四郎丸町。
幹線道路も駅も比較的近くにあって、交通アクセスの良い場所です。
土地197.80㎡（59.83坪）　建物53.10㎡（16.06坪）昭和61年築　木造瓦葺き平屋建て
1台分のカーポートと小さな庭付き。
カーポートは普通より幅広に造られていて、荷物や車いすの積み下ろしもすいすいできそうなサイズ。

玄関から室内に入ってすぐにあるのは、汚れたタイヤを洗えるスペース。
そのまま、トイレ・洗面・浴室などの水周り続きます。
水周りすべてがじゃぶじゃぶとお掃除できるように工夫されていて、とても清潔に保たれています。
車いすが通りやすい十分なひろさ、手すりや鏡の角度など、まるで病院や施設のような使い勝手の良さです。
そのほかにも、バリアフリーはもちろん。家中のスイッチが車いすの高さ。
キッチンも車いすのまま作業できるような高さとスペースが用意されていました。

ハンディキャップも持った家族の暮らしやすさに寄り添った家。あらゆるところが機能的に考えられています。
それでも、不思議と病院や施設のような機能的だけど簡素でどこか冷たい雰囲気とは真逆の印象です。
木造住宅の温かみと、小さいけれど敷地内にはお庭があって、シンボルツリーは百日紅の樹。夏には毎年可愛い花を見せてくれるそうです。
この家には、機能性と温かさと愛情が全て詰まっていました。
そして今、この家で自立の道を歩まれた家族は新しいステップに進まれています。

小さな平屋の家。
ハンディキャップを持った方。介護を必要とされる家族と共に。
いやいや活用の仕方はそれだけじゃないと思います。
ペットと暮らす家。一人暮らし。アトリエとしてなど。
いろんな暮らしかたの住み手を待っています。ユニバーサルデザインの家ですもの。

お問い合わせお待ちしております。