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福井市安波賀中島町。
福井県が誇る、国の特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡資料館があって、豊かな文化を守り続けている町です。
深く濃い自然は、ゴッホのアルルの風景画のように大胆で広大で、そんな自然の中に身を置くと、頭の中の霧が晴れひどく健やかになれるような、文化と自然の町。

地積1286.89㎡（389.28坪）建物59.50㎡（17.99坪）昭和56年築、木造瓦葺き平屋建て
主屋に寄り添うように建つ2棟の小屋は9.91㎡（2.99坪）と28.09㎡（8.49坪）
主屋と小屋を合わせても、敷地の10分の1も使われていない、贅沢な使い方が許された広大な土地。

平屋建ての主屋は2LDKと水周りという実に簡潔で機能的な間取りです。
経年劣化も進んでいますが、軒下天井に並べられた竹材や、漆塗りで仕上げられた6帖の洋室など、所々の造作が丁寧で雰囲気はとても良いです。
山側に向かって設けられた窓から見る景色は、切り取られた絵葉書のようで、そこにたまに走る1両だけの杏色の電車が実に絵画的でした。
普段なら線路わきに立つ家で気になる電車音も、ゆっくり走るこの杏色の電車に限っては、まるで町に流れる時報のように規律正しく心地よく感じるものでした。

簡潔な主屋の他は、切妻屋根の小さな小屋が2棟。
あとは広大すぎる敷地だけです。
町の喧騒から逃れて過ごす別荘、この土地の自然と文化で客人ももてなすギャラリーや飲食店、豊かな使い方はまだまだあるはず。

日に日に夕暮れが遅くなり、明るい時間が長くなる。
空が高くなるこんな季節に訪れたこの土地は、高い空ともつながった絵画のようなとてもロマンティックな物件でした。
見にいらしてださい。お問い合わせお待ちしております。

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